痔・外来処置

  「ヘモパッチン」は正確には「吸引痔核結紮器」といいます。内痔核を吸引し、根っこの部分に輪ゴムをかけて血流を遮断し脱落させるという単純な方法です。術者は、左手に肛門鏡を持ち、右手にヘモパッチンを持って痔核を吸引しながら引き金を引くと、先端の外筒がスライドし、輪ゴムが押し出されて痔核を結紮する仕組みになっています。

  この簡単な機械が従来の内痔核の外科的治療を一変してしまいました。今まで、痔核の手術は痛いものというのが当たり前でしたが、この治療ではほとんど痛みがなく、入院も必要ないということで患者さんにもとても好評です。

  アンケートの結果(臨床外科55(8):959〜962、2000)によれば、出血や脱出などの症状の消失・改善は96%にみられ、87%の人が術後の痛みはない、あるいは軽度であったと答えています。さらに、この治療に対して「非常に満足・満足」と答えた方が92%と極めて高い満足度を示しています。

  実際には10分程度の外来処置(処置時間は2分程度)ですので何ら一般診療との差はありません。決して専門外来ではなく、他の疾患の患者さんと同じ診療の流れで処置致しますので、痔に対して羞恥心をお持ちの方でもご心配なさる必要はございません。その点を考慮し、当院は当初より標榜診療科目に肛門科を載せておりません。通院は3〜4週間隔で平均3〜5回で終了いたします。料金は保険診療ですので3割負担の方で約5000円前後になります。

  痔はそのできる場所や程度により処置の方法も異なります。まずは「ヘモパッチン」が必要かどうかも含めて診察いたしますので、臆することなくご相談いただければと思います。

  当院では他の診療科の先生の担当外来もございますので、ご来院される方は大変ご面倒ではありますが、お電話で私の外来担当日時をご確認のうえお越し頂ければ幸いです。

                                             みなせクリニック
                                               院長  羽地 桂作 

外来処置で痔を治していきます!
ヘモパッチンと内痔核の外来治療